【レビュー】最高のじゃじゃ馬D7100をしばらく使ってみて
D7100といえばもう発表から四年前の機種になろうとしていますが書きたいと思います。
本能を解き放て。かっこいいですねぇ
D7100は2400万画素ローパスレスフィルターを搭載したAPS-Cミドル機です。
低感度時の写りは素晴らしいですが、画像処理エンジンはエクスピード3ということでノイズの除去やオートホワイトバランスの精度は最新機種に比べると見劣りしてしまいます。まぁそこは設定いじってあげればいいわけです。
2400万画素ローパスレスの威力
とにかくこの写真を御覧ください。
この薪の写真の青枠の部分を拡大します。
ド~ン\(^o^)/
どうですかこの描写!
木目やら皮やらとにかくきれいに映し出しています。
ちなみにレンズはSIGMAの18-35mm F1.8です。
このレンズも素晴らしいので今度記事書きたいと思います。
この描写力は様々なところで活躍してくれました。例えばスポーツ撮影。僕の所持している望遠レンズの限界は200mm。換算300mmなので、スタジアムでの撮影は難しいと思いましたがこの描写力のお陰でしっかり記録することができました。大きく印刷するときもガッツリ目のトリミングを物ともせずA3ノビの印刷もこなせました。
AFの信頼性
D7100はフラッグシップ機D4に迫るAF性能を搭載しています。そのおかげもあってかなりAFに頼って撮影することができます。3Dトラッキングと言って向けた被写体をうまいことやってAFエリア内で追尾するという機能もありますがこれは実用性は低いと思います。D7100の後継機種であるD7200になると実用レベルかな。NikonのカメラのいいところでC者と違ってボタンを押してからAFエリアを移動するものではないのでササッとAFエリアを移動して撮影することができます。
広いダイナミックレンジ、美しいグラデーション
D7100のセンサーはフルサイズレベルの広いダイナミックレンジを持っており、編集時も安定した高画質、色合いを提供してくれます。ちなみにD7200はもっとすごいです。フルサイズ普通に抜いてます。
http://digicame-info.com/2015/04/dxomarkd7200.html
いいところもたくさんありますがイマイチな点もいくつかあります...
バッファ不足
いろいろなところで言われていますがやはりバッファ容量が少ない。バッファとは連射等をした時に一時的に画像を保存し...まぁいかに連射が続くかってこと。あと調べとけ
RAWで連射すると5,6枚で最高速の連射が切れなくなります。ダダダダダダッダッッ .....ダッ....って感じです。レンズによっても若干変わるみたいです。(当者比)D7200では改善されていますが、7DIIには劣ります。
室内撮影時のホワイトバランスの不安定さ
エクスピード3の性能なのか結構色が強く、少しでもWBが転ぶと画の質が大きく変わってしまいます。すると影になった部分や人の顔がすごくオレンジになったりします。だからといって彩度控えめにすると本来の色が再現しにくくなってしまいます。RAWで撮りましょう。でも晴れた日の空なんかはとても気持ちのいい青を描き出してくれます。
総評
いいカメラですが、多少無理してでもD7200をおすすめします。やはりWBの正確さはエクスピード4には敵いません。理想的な色を得るためにもそちらを推します。デスクワークも減りそう。